
監督が、浦和戦の途中経過の情報をシャットダウンするよう指示した。
ZICOスタジアムに集まった3万人のサポーターは、その重要さを痛いほど理解していた。だから、清水に勝利して、勝点を72まで伸ばすことだけに集中した。
スタジアムはハーフタイムの他会場途中経過の情報を流さなかった。僅かに居たであろうケータイで情報見ながら浮かれて騒ぎ始める可能性があるような輩も、3万人が発する強く張りつめた空気に、完全に駆逐された。試合中、ハーフタイム、浦和がリードされてるなんて情報は、どこからも聞こえてこなかった。優勝が近づいてるなんて空気は、勝負が決するまで、どこからも伝わってこなかった。
チーム、スタッフ、サポーター、神がかるほどの一致団結ッ!
今季の鹿島を象徴する、素晴らしいスタジアムだったと思う。
鹿島アントラーズが優勝できたのは、小笠原が復帰したから?ガンバと浦和がシーズン最後まで戦い抜く力を持ってなかったから?
これだけは自信を持って言える。
「クラブに関わる者が一致団結して、最後まで可能性を諦めず、真摯に優勝を目指した」のが、最大の要因だよ。
この日は、いろんなことがあった。
大逆転優勝。闘将小笠原。10番本山の歴史に残るスーパーゴール。監督の大演説。ゴール裏でも、応援でも、本当にいろいろあった。
そんなことに紛れて、オレが何年も前から何度も言い続けてた「優勝なんてもう何度も見てる。目標はいっしょに優勝すること」「最終目標は優勝決めてゴール裏に向かって喜びを爆発させる小笠原を見ること」の二つが、目の前で当たり前のように、あっさり実現してしまった。
あーあ、これからどうしよう 笑
あれが全てを語っていた。
2004年の開幕戦の新井場を見て、同じ意味のゲートを掲げ始めたんだけど「ZICOの名を出したら選手にとってマイナスだ」とか「引っ込めろ」とか叩かれたのを思い出して、感極まったね。
ZICOなら可能性がある限り戦うだろうし、次の天皇杯のタイトルも全力で望むはず。
気を引き締めていこう。
これって、偶然ではなく、必然!
ここに張られるために作られた様に感じます!
今回はそれが起こした奇跡だと思う。
神奈川の西端に住む自分は、鹿島まで行く時間がどうしても取れず当日は日産スタジアムで、鹿島の優勝を知りました。
これで2003年2nd最終節のトラウマ(あの時、自分は埼スタで試合後立てなかった)が払拭された気がします。
さて、次は天皇杯。
準決勝、決勝のチケットは確保済み。
また、元旦に喜びましょう!!