
「ヴェルディ川崎ブッ倒せ!」
Jリーグ初年度のサントリーチャンピオンシップ第2戦が開催された1994年1月16日は、オレが鹿島アントラーズに生涯の愛を誓った結婚記念日だ。
我らの小さな工場街の名を冠したチームは、この都会のスカした金持ちチームに、目の色変えて全力で対抗していくことでクラブスタイルが確立した。
「ヴェルディ川崎ブッ倒せ!」
このフレーズは、オレにとっての鹿島の血液。 ヴェルディのスタイルに抗うことが、鹿島の誇りであり、原始のアイデンティティ。 ヴェルディを追って、ヴェルディとは違う方向に、ヴェルディとは真逆に・・・ その意気込みで鹿島アントラーズは発展していったのだ。
ありがとうヴェルディ川崎。
ラモス、武田、北沢・・・みんなみんな本当にありがとう。
おー!本田よー!
オレらヴェルディに抗って、いっぱい勝って、いっぱいタイトル獲って、スタジアムもでっかくなって、いっぱい楽しい思いしたけど、ふと気付いたら自分たちがかつてのヴェルディ川崎そっくりになっちゃってたよ! 今はクラブもサポーターもみんな慌てて初心に帰って頑張り直そうとしている最中だよ!
これからいっしょに「ヴェルディ川崎ブッ倒せ!」と心から叫べるような素敵なクラブを作ろうぜー